私たちは、付き合った初日から神戸と大分の遠距離でした。片道約5時間。会うのは基本的に月1回です。
それでも、交際を始めて5か月で婚約しました。正確な回数を記録していたわけではありませんが、婚約までに対面で会ったのは5回前後だった計算です。
会う頻度が少ないと、関係は進まないのか。
私たちの場合は進みました。ただ、月1回だったから結婚できたわけではありません。
回数が少ない代わりに、会う日は旅行としてまとまった時間を取り、次の予定と結婚時期を話していました。月1回は成功の法則ではなく、距離、お金、仕事を考えた結果、私たちが続けられた頻度です。
なお、この記事は男性である私の側から振り返った記録です。妻が当時どう感じていたかを、私が代わりに断定することはしません。
この記事では、私たちが実際にどう会い、いくらくらい使い、何を決めていたのかをお伝えします。自分たちは月2回、月1回、2か月に1回のどれが現実的なのかを考える材料にしてください。
私たちは付き合った瞬間から遠距離でした
妻が神戸から大分へ戻ることが決まった後、まだ神戸にいる間に私から交際を申し込みました。
つまり、「付き合おう」「分かりました」となった瞬間から、遠距離になることは確定していたわけです。当時、私は20代半ば、妻は20代後半でした。
神戸と大分は、気軽に日帰りで会える距離ではありません。新幹線などを使っても片道およそ5時間。会うだけで、時間もお金もかなり使います。
だから私たちは、「何回会えば安心できるか」から考えたのではありません。
無理なく続けられて、会った時間をちゃんと楽しめる頻度はどのくらいか。
その答えが、私たちの場合は月1回でした。
婚約までに会ったのは5回前後でした
交際開始から婚約までは5か月でした。基本は月1回だったので、婚約までに会ったのは5回前後だった計算です。
月に2回会ったこともあります。その月は、私が大分へ行って妻の家族へ挨拶した機会が含まれていました。
この1回は、単に会う回数を増やしたのではありません。結婚へ進むために必要な予定があり、そのために会ったんです。
つまり私たちは、月1回を厳密に守っていたわけではありません。普段は月1回。家族への挨拶など、関係を次へ進める予定があれば増やす。回数よりも、その日に何をするかを決めていました。
基本月1回という頻度で婚約まで進んだのは事実です。ただし、5回会えば婚約できるという意味ではありません。
月1回「会う」より、月1回「旅行する」感覚でした
私たちの月1回は、どちらかの家で数時間会って終わるデートではありませんでした。
多くは妻がいったん神戸へ来て、そこから二人で旅行へ出発しました。会うためだけに中間地点へ集合するというより、次はどこへ行くかを決めて、その旅行自体を二人の時間にしていたんです。
実際に行った場所には、次のようなところがあります。
- 出雲大社
- 伊勢神宮
- 京都・嵐山
- 小豆島、大歩危・小歩危
- 大分・湯平温泉
- 東京ディズニーリゾート
国内だけでなく、海外へ行ったこともあります。
月1回しか会えないなら、その1回をどれだけ楽しいものにするか。どれだけ濃い思い出にするか。私はそこが大事だと思っていました。
毎週会えないことを欠点にするのではなく、毎月一つずつ、二人の思い出を作る。
振り返ると、この考え方は私たちに合っていました。
費用を交代しても、移動負担まで同じではありませんでした
私たちの場合、多くは妻が大分から神戸へ移動し、神戸から二人の旅行を始めていました。
旅行費用は1回分をどちらかがまとめて払い、月ごとに交代していました。ただ、費用を交代したからといって、移動時間や疲労まで半分になるわけではありません。
妻がその負担を当時どう感じていたかは、私から勝手に代弁できません。大きな喧嘩がなかったことも、負担がなかった証明にはなりません。
もしあなたが毎月移動する側なら、お金だけでなく、次の点も二人の負担として数えてください。
- 片道の移動時間
- 荷造りや予約に使う時間
- 帰宅後に体力を戻す時間
- 仕事や休日への影響
反対に、相手がいつも移動してくれているなら、「交通費を分担しているから公平」で終わらせず、時間と体力をどう調整するかまで話した方がいいと思います。
月1回にした一番の理由は、お金と時間です
月1回が心理学的に最適だから選んだわけではありません。
理由はかなり現実的で、主にお金と移動時間です。
交通費、宿泊費、食事代を合わせると、1回の旅行は記憶ではおおよそ5万〜10万円かかりました。行き先や宿泊日数によって差がありますが、毎週これを続けるのは厳しい。正直、毎週旅行なんてやっていられません。
費用は毎回きっちり折半するのではなく、今月は私、次回は妻というように、旅行全体の負担を交代していました。個別の食事や切符を細かく分けるより、私たちにはこの方法が分かりやすかった。
自分たちの費用を出すときは、次の式で1回分を計算できます。
二人分の往復交通費 + 宿泊費 + 食事代 + 現地交通・観光費
この1回分を月2回、月1回、2か月に1回で続けた場合に、生活費や貯蓄を圧迫しないかを比べます。
続けるほどどちらかが苦しくなる頻度は、二人にとっての適正頻度ではない。
ここは気持ちだけでなく、実際の数字で考えた方がいいと思います。
遠距離で会う頻度は、4つの条件から決める
私たちの月1回をそのまま真似する必要はありません。二人の条件を、次の4つに分けて考えてみてください。
| 確認すること | 二人で話す内容 |
|---|---|
| お金 | 1回いくらまでなら、生活を圧迫せず続けられるか |
| 移動時間と体力 | 片道何時間かかり、翌日の仕事にどの程度影響するか |
| 会いたい気持ち | 二人とも同じ頻度を望んでいるか。一方だけが我慢していないか |
| 次の予定 | 会った後に、次の時期や行き先を決められるか |
この4つを見たうえで、頻度の候補を考えます。
月2回以上を考えやすい場合
- 二人とも、もっと頻繁に会いたい
- 交通費と宿泊費を無理なく負担できる
- 移動しても仕事や体調へ大きく響かない
月1回を考えやすい場合
- 日帰りでは難しく、会うたびに宿泊が必要
- 月1回分の時間と費用なら続けられる
- 会う日を旅行やまとまった時間にできる
2か月に1回以下も選択肢になる場合
- 月1回では生活費や体力への負担が大きい
- 仕事や休みの都合を合わせるのが難しい
- 次に会う日と、会えない間の連絡方法を二人で決められる
大切なのは回数の多さではなく、二人とも納得して続けられるかです。
10年以上前はメールと電話。今ならLINEと共有メモを使います
この遠距離恋愛は10年以上前の話です。当時の私たちは、メールと電話で連絡していました。
今なら、LINEの通話と、旅行の候補を貯めておくスマートフォンの共有メモを使うと思います。手段は変わっても、次の行き先を一緒に考える時間があるかどうかは同じです。
私たちは、今回の旅行が終わったら、また次はどこへ行こうかと話していました。次の楽しみがある状態を、毎月のように作っていたんです。
メールは何通なら正解、電話は週何回なら成功、とは決めつけられません。
連絡回数よりも、次に会う予定を一緒に考えられるか。話したいときに話せるか。どちらか一方だけが不安や負担を抱えていないか。その方が大切です。
私たちが実際に続けていた連絡の仕方は、遠距離恋愛の連絡頻度をまとめた記事で詳しく紹介しています。
結婚に進むなら、会う回数より「いつ」を話す
私たちは、会う頻度だけでなく、結婚する時期も話しました。
妻には希望する結婚時期があり、私はその時期で問題ありませんでした。そこで、いつか結婚できたらいいね、で止めずに、時期を決めました。
結婚は、気持ちだけでは進みません。最後は「いつするのか」を決める必要があります。
遠距離をいつまで続けるのか。どちらが引っ越すのか。結婚を考えているなら、いつ頃を目指すのか。
ここが曖昧なままでは、月に何回会っても不安は消えにくいと思います。
私は最初から、この人と結婚するつもりで付き合っていました。次があるから今回は出し惜しみしよう、とは考えなかったんです。
これは無理な出費をするという意味ではありません。
会える1回に、時間も気持ちもきちんと使う。二人の将来について、必要な話を先送りしない。
私たちにとっては、それが会う回数以上に大切でした。
月1回が向かない二人もいます
月1回では少なすぎると感じる二人もいるでしょう。
とにかく頻繁に会いたい。近くにいてほしい。短い時間でも顔を見たい。二人ともそう思うなら、月1回を我慢して続ける必要はありません。
反対に、月1回の移動費や体力が重すぎるなら、2か月に1回でもいい。その代わり、次に会う予定と将来の見通しは、曖昧にしない方がいいと思います。
また、移動と費用をいつも同じ人だけが負担している場合も、頻度を増やす前に負担方法を話す必要があります。
月1回は、遠距離恋愛を成功させる魔法の数字ではありません。
まとめ――4条件に当てはめた私たちの答え
本文で挙げた4条件に、私たちの実例を当てはめると次のようになります。
| 条件 | 私たちの場合 |
|---|---|
| お金 | 1回約5万〜10万円。旅行全体の負担を月ごとに交代した |
| 移動時間と体力 | 片道約5時間。毎週ではなく、基本月1回にした |
| 会いたい気持ち | 月1回を基本とし、家族挨拶など必要な月は2回会った |
| 次の予定 | 次の旅行先を話し、交際5か月で婚約時期を決めた |
私たちは、片道約5時間の遠距離で基本月1回会い、5か月で婚約しました。
ただし、同じ頻度なら同じ結果になるわけではありません。
まず二人で、1回に使える予算、移動時間、希望する頻度、次に会う時期を書き出してみてください。その条件で無理なく続けられる回数が、二人にとっての現実的な会う頻度です。