
こんにちは、婚活コンシェルジュのキングスマンです。
「遠距離恋愛って大変だよね……」「なかなか会えなくて不安」という声をよく耳にします。実際、物理的な距離があるぶん時間もお金もかかるし、相手の様子が分からないことで不安になることも多いでしょう。ところが、私自身は関西と九州の600km離れた遠距離を経て結婚し、今こうして楽しく暮らしています。数ある遠距離恋愛の悩みの中でも、とりわけ多いのが「会う頻度はどのくらいがベスト?」というもの。
本記事では、私たち夫婦が実際におこなっていた「月に一度のペースでも99%うまくいった」例を紹介しつつ、遠距離恋愛に関する最新の調査データや心理学の視点から、"なぜこの頻度が良いのか""どうやって会えない日々を乗り切るのか"を解説します。遠距離の難しさを乗り越えるための実践的な知恵を満載していますので、ぜひ最後までご覧になり、あなたの遠距離恋愛を成功へ導くヒントをつかんでください。
1.私たちの遠距離体験:月1回のペースで結婚まで一直線!
まずは私の実体験をシンプルにお話しします。夫婦となった今でも、当時のことを振り返ると「月に一度会う」というペースがとてもバランスが良かったなと実感しています。会うたびに観光地や神社巡りなど"旅行デート"を楽しみ、「特別な1回」として思い出を積み上げました。
● 片道600km、往復約10時間でも乗り越えた
- 私:関西在住
- 妻:九州在住
- 新幹線+特急で片道5時間前後
- 月1でどちらかが訪問 or 途中集合(旅行地を選ぶ)
主な旅程例
- 7月:島根県の出雲大社
- 8月:三重県の伊勢神宮
- 9月:京都の嵐山
- 10月:香川の小豆島&大歩危小歩危
- 11月:大分の湯平温泉
- 12月:ディズニーリゾート …など
日帰りで会える距離ではなかったので、「せっかくなら1泊以上して、まるごと旅行を楽しもう」という発想に自然となったんですね。これが結果的に良かった理由を、次の章で詳しく紐解きます。
2.なぜ月1回がちょうどいいのか?データから見るメリット
「月に1回なんて、少なすぎるんじゃ?」と思う人もいるかもしれません。しかし、オーネットの独身男女1,200人を対象にした調査(2025)では、最も多い回答が「月1回」という結果が出ています。現実問題、遠距離恋愛における"時間とコストのバランス"を考えると、月に1回が無理なく継続しやすいラインだと多くの人が感じているのです。
● 多すぎると疲労とコストが大きい
- 移動時間や交通費がネック
- 無理をして会いすぎると、通勤・仕事・家事のリズムが崩れ、疲れやストレスが増加
- 会うたびにイベントやお金をかけると、心身ともに負担が大きく、モチベーションが長続きしにくい
● 少なすぎると不安や疎遠感
逆に2〜3か月に1回しか会わないとなると、「本当に付き合っているのか不安になる」「恋人というより文通相手のような感覚になってしまう」という声が聞かれます。あまりにも間隔が空くと"意識の繋がり"が薄れがち。研究でも「連絡頻度は高めでも、実際に会わない期間があまりに長いと破局リスクが上がる」と示されています。
● 月1回が妥当な"親密度の再確認ペース"
結果として、「月1回」というのは、移動疲労・コスト面を加味しつつ、会えない期間も含めたお互いの感情を維持するのに適したバランスと言えます。さらに、この「月1回のデート」をどれだけ濃い体験にできるかが、遠距離を成功させるカギになってきます。
3."月1会う"だけじゃない!"濃い1回"を作るための3ステップ
ただ「月1で会う」で終わるのではなく、その1回をどれだけ特別で楽しいものにするかが重要です。私たち夫婦は実体験として「毎回旅行に行く」「2人で"次の旅行計画"をワクワクしながら立てる」「一緒に神社巡りや観光地巡りをする」など、毎回同じ家の周りで過ごすだけではない工夫をしました。そうすることで、お互いに「遠距離でも意外と楽しい」と思える機会が増えたのです。
1. 共通ゴールを決める
旅行の目的地やイベントを毎回設定し、"一緒に作る特別思い出"にする。
例:
- 出雲大社や伊勢神宮などの観光地を巡る
- 結婚準備や指輪選びを兼ねたデート
メリット
- "一緒にプランを作る"段階でコミュニケーションが深まる
- デートの日が"2人だけのプロジェクト"感覚になり、遠距離の寂しさを軽減
2. 予算と役割を事前に共有
遠距離では交通費・宿泊費など出費が大きいので、「今回私が交通費を負担するから、宿泊代はお願いね」など交互や半々にする仕組みを決めましょう。これを曖昧にすると、後から「私ばかり負担してる!」という不満が爆発しかねません。
メリット
- コスト面の不公平感を減らし、ケンカの火種を消す
- "お金の話をお互いに開示できる"ことで、信頼関係が築かれる
3. 会う日程を次回分まで決めてから解散
別れ際に「次は◯月◯日に◯で会おう」と仮でもいいので日程を抑えておくと、不安や寂しさが軽減されます。人は"確定した予定"があるとモチベーションを保ちやすいので、「次のデートまであと20日!」と指折り数えて頑張れるのです。
4.会えない29日間を支える4つのコミュニケーションツール
「月に1回」だけだと残り29日間はどうするの?という疑問が浮かぶかもしれません。そこは日常的な連絡の仕方を工夫して、お互いの存在を感じられる環境を作るのがポイントです。
- テキスト/写真日記:
- 毎日一言でも近況報告 or 写真を送る
- 仕事の合間などに軽く読める
- 音声メモ(Voice Note)交換:
- LINEやWhatsAppなどの「音声メモ」機能で"声"を聴ける
- 文章より親近感があり、通話ほど時間を取らない
- 共同タスクボード(Notion/Trelloなど):
- 次回の旅行プランや準備項目を共有
- 2人で同じプロジェクトを作る感覚が生まれる
- 月1オンラインデート:
- Netflix PartyやSteamのRemote Playなどで一緒に映画・ゲームを楽しむ
- "離れていても同じ瞬間に同じ体験"をすることで親密感UP
実際、離れている日々の方が多いからこそ、こうした日常の共有が大切。研究でも「テキスト頻度と満足度に強い相関」がある一方、「通話やビデオ通話はやりすぎると疲労感を高める」というデータがあります。短いテキスト・音声メモを程よく活用するバランスが理想的です。
5.費用負担や移動疲れをどう乗り越える?リアルなコスト試算例
遠距離恋愛の最大のネックは、やはり交通費や移動の負担です。たとえば、片道600kmの移動を月1回すると仮定すると、以下のようなコストが想定されます。
費用項目 | 片道 | 月1往復 | 年間(12回) |
---|---|---|---|
交通費(新幹線+特急) | 約18,000円 | 約36,000円 | 約432,000円 |
宿泊費(1泊2日) | 8,000円 | 16,000円 | 192,000円 |
食事・観光 | — | 10,000円 | 120,000円 |
合計 | — | 約62,000円 | 約744,000円 |
これをどちらか一方が全負担となると厳しいですよね。ですから交互に訪問する、デート費用は折半するなど、カップル間であらかじめルールを決めておくことが不可欠です。また、青春18きっぷや航空チケットの早割、ポイントサイトの活用など工夫すれば数万円ほど節約できる場合もあります。
● 移動時間と体力管理も忘れずに
- 5時間移動×往復10時間 → 連休でないと厳しい
- 夜行バスや深夜便で安く行くと、体力的にしんどくなる
- 結果的にストレスが溜まり、関係に影響する
対策:移動時間を楽しむ工夫(音楽・オーディオブック・寝台列車でロマンを加える)や、バス・電車・飛行機を適宜使い分けるなど、"移動疲れをいかに軽減するか"もキーポイントです。
6.よくあるQ&A:頻度を増やしても大丈夫?会えなさすぎると破局?
ここでは、遠距離恋愛の「会う頻度」にまつわる代表的な疑問に回答します。
Q1:「月1回じゃ物足りない。もっと会いたい場合は?」
- A:体力と金銭面に支障がないなら、2〜3週間に1回でもOK。ただし、無理をして会いすぎると疲労や経済負担でストレスが溜まり、逆にケンカの原因になりやすい。"2人の負担が少なく楽しめる"ラインを見極めてください。
Q2:「2か月に1回とかでも問題ない?」
- A:可能ですが、2か月に1回だと"疎遠感"が高まりやすいというデータもあります。月1が難しければ、オンラインデートや短期旅行を工夫して「会えない期間をどう充実させるか」を真剣に検討しましょう。
Q3:「仕事やシフトの都合で毎回同じ時期に休めない…」
- A:そこは1か月またぎでもいいので、合計で月に1回程度会えるように日程を調整しましょう。連休が取れないなら1泊2日+有休を使うなど、柔軟にプランを組み立てる。最悪、金曜夜〜日曜夕方でも宿泊プランをうまくアレンジして旅行感を出せます。
7.まとめ:遠距離恋愛こそ"質×計画"で勝利する
遠距離恋愛は近距離よりも難易度が高いと言われがちで、実際に別れる確率も高めという調査結果があります。とはいえ、それは「物理的に会う回数をどうデザインするか」「会えない日をどう補完するか」をあまり考えずに、なんとなくダラダラ過ごしてしまうカップルが多いからとも言えます。
- 月1回:疲労やコストを抑えつつ、適度な"次のデート"を楽しみにできる
- "濃い1回":旅行やイベントに行き、思い出を深く刻む
- 会えない日のデジタル戦略:テキスト、音声メモ、共同タスク管理などで結びつきを確保
この3つを実践するだけでも、遠距離恋愛の破局リスクが一気に下がり、むしろ"月に一度しか会えない分、毎回のデートが特別な思い出"となってカップルの絆を強める効果があります。実際、私たち夫婦はそれを自然にやっていたおかげで、「月に1回しか会えなくて寂しい!」という感情よりも、「次はどこ行こう?」「早く次会いたい!」というワクワク感を保つことができました。
結論:遠距離恋愛は、"質×計画"で勝利する。
毎月1回のペースで、しっかりプランを作り、費用や体力を調整しつつ、その1回を盛り上げる。会えない時期もデジタルツールで日常を共有し、愛を育む――
これこそが、99%うまくいくための秘訣です。
ぜひ今回の内容を参考に、あなた自身の遠距離恋愛を存分に楽しんでください。遠距離は難しそうに見えて、実は学びと成長の大きなチャンス。「俺たち、私たちだけのスタイル」を確立し、周囲の不安や偏見を吹き飛ばしていきましょう。あなたの幸せな恋愛を、心から応援しています!
参考・引用
- オーネット「遠距離恋愛実態調査 2025」
(ニュースリリース) - Excite ニュース「遠距離恋愛で会う頻度」調査 (2024)
(遠距離恋愛から結婚に繋げるコツは?長続きの秘訣を男女100人に ...) - WJARR (2024) "LDR maintenance behaviours"
([PDF] The experiences of individuals in maintaining a long-distance ...) - SUN News Daily "Cost of long-distance dating" (2023)
(OPINION | Long distance relationships aren't worth the heartache) - Vogue (2025) "Secret to Making LDR Work"
(The Secret to Making Long-Distance Relationships Work)