
こんにちは、婚活コンシェルジュのキングスマンです。
婚活をしていると、「とにかく早く素敵なパートナーと出会いたい!」「とりあえず数を打つしかない!」という気持ちになるのは自然なことです。しかし、「試行錯誤を重ねるうちに、なぜかダメ男ばかり引き寄せてしまう」「付き合ったら相手が地雷男(ダメンズ)だった」という悲劇も珍しくありません。せっかく行動力があって積極的に"試食"しているのに、地雷地帯に踏み込むような状態では、せっかくの努力が台無しになる可能性が高いですよね。
そこで今回は、「ダメ男を引き寄げないために何を意識すればいいのか」をテーマに、3つのポイントを紹介します。これらは「ちょっとした考え方の変化」と「行動上の注意」をまとめたもので、誰でも今日から始められることばかり。そして、この3つを習慣化するだけで、驚くほど地雷男との遭遇率が下がり、"幸せな相手"との縁を掴みやすくなるんです。
この記事では、ダメ男にハマってしまう女性の特徴を踏まえながら、なぜ自己肯定感が関係しているのか、なぜ尽くしすぎると相手をダメにするのか、どうして自分で決断しないと不満が募ってしまうのか――それらを深掘りしていきます。あわせて各ポイントを自分の生活に落とし込むためのワークや具体策も提示しますので、ぜひ参考にしてみてください。
もし過去に「ダメ男ばかり好きになっちゃう」「いつの間にか利用されて辛い思いをした」という経験があるなら、今回の3ポイントを押さえるだけで、大きく未来が変わるかもしれません。あなたがダメ男ではなく"本当に幸せにしてくれる人"を引き寄せられるよう、一緒に学んでいきましょう。
1.なぜダメ男を引き寄せてしまうのか?
婚活や恋愛で「ダメ男が近寄ってくる……」と嘆く女性は少なくありません。実際には、ダメ男を呼び込む要因は、外的要素(環境や偶然)だけでなく、自分の内面にも潜んでいます。たとえば、「私なんてどうせ……」という自己肯定感の低さが、変に譲歩してしまう態度を生んだり、「相手に尽くしすぎる」ことが相手を甘えさせたり。「決められないから、まぁいっか」と流されてしまって、結果として"都合のいい女"扱いをされることも。
もちろんダメ男にも色々なタイプがあります――ギャンブル依存、浮気常習、暴力癖、マザコン、自分勝手、ヒモ男、モラハラ気質など。しかし、多様な"ダメ男"に共通するのは、相手に対する配慮や責任感が欠けていて、相手を利用しても罪悪感が薄いという点。そんな男性に捕まる女性の側にも、往々にして"自分を大切にできない要素"があると考えられます。
"今の状況を生み出しているのは自分でもある"
— これは億万長者などの成功者がよく言う考え方です。人生の結果を自分の責任として捉える意識こそが、ダメ男との不幸な関係を避ける第一歩。そこにおいて、まず自己肯定感・境界線・決断力という3つの要素が大きな役割を果たすのです。
以下では、ダメ男を引き寄げないために押さえるべき3つのポイントを順に解説します。
2.ポイント1:自己肯定感を高める
1) なぜ自己肯定感が低いとダメ男が寄ってくる?
自己肯定感とは、自分を価値ある存在として認める感覚のこと。セルフエスティーム(Self-Esteem)とも呼ばれます。この自己肯定感が低いと、「私なんて……」「私にはあの人しかいない……」と自分を過小評価しがちになり、結果として相手が多少ひどい扱いをしても「仕方ないよね」と受け入れてしまう傾向が高まるのです。
- 相手のダメ行動を放置しやすい:本当は「おかしい」と思っても言い出せない
- NOが言えない:自分には拒否権がないと感じる
- 都合よく利用される:お金を貸しても戻ってこない、暴力や精神的暴力にも我慢する
さらに研究によると、自己肯定感が低いと同じように"自分に自信がない"相手を引き寄せるケースもあります。そうなると負のスパイラルで、お互いをないがしろにし合う関係になりがちです。
2) 自己肯定感を高めるワーク「S.E.T.日記」とは
"じゃあ具体的にどう高める?"という質問に、私がおすすめしたいのは「S.E.T.日記」。これは1日の終わりに短時間でできるワークで、以下3つのステップから構成されます。
- Self-Compassion(自分へのやさしい言葉)
- 今日頑張った自分に「お疲れさま」とか「よくやったね」と声をかける
- 小さなミスがあっても「失敗しても大丈夫、学べたし次に活かせるよ」と肯定的に捉える
- Evidence(成果・事実の列挙)
- 今日達成したこと、少しでも上手くいったことを3つ書く
- 例:「上司に提出書類を期限内に出せた」「相手に気遣いのメールを送れた」など
- Tiny-Win(翌日のミニ目標)
- 明日できそうな小さな目標を1つ
- 例:「明日はランチにサラダを1品追加」「職場で1人に挨拶をプラスアルファする」
この日記を続けると、"私は意外といけるんだ"という感覚が育ち、自分が自分の味方になれるように。少しの成功体験でも"できた"を重ねれば、自然にセルフエスティームが底上げされ、ダメ男に振り回されにくくなります。
3) 小さな成功体験を積み重ねるメリット
自己肯定感を高める際、いきなり大きな目標を立てると挫折しやすいので、小さな成功体験を繰り返すのが鉄則。先ほどのS.E.T.日記を活用しながら、「私はこういう良いところがある」「こんなにもできることがある」と再確認すると、"ダメ男なんかに時間を奪われるのはもったいない"と本能的に思えるようになります。
3.ポイント2:尽くし過ぎない
1) "高機能コードペンデンシー"の罠
「私は彼のために何でもしてあげたい」という気持ちは、美徳にも映りますが、度を越すと"コードペンデンシー(共依存)"の一種となり、相手をダメ男に育ててしまうリスクがあります。特に自立心の乏しい相手に対して、やりすぎるほど尽くすと、"この人は何でもやってくれる存在"と見なされ、どんどん甘えが強化されるのです。
- 例:彼が金銭感覚ゼロ → 無条件でお金を貸す → 返ってこないどころか、要求がエスカレート
- 例:生活全般の世話をしてあげる → 彼は何もしなくなる → スキルが育たずさらにダメに
海外の心理学者が指摘する"Over-Functioning / Under-Functioning"の共犯関係とはまさにこの状態。相手がやらなすぎ→自分がやりすぎる→ますます相手が何もしない――という悪循環に陥るわけです。
2) 甘やかしと優しさの違い
「彼をサポートしたい」「支えたい」という想いは純粋に美しいものですが、「支える」と「甘やかす」は違う点に注意しましょう。前者は相手の成長や自立を促す関わり方ですが、後者は相手の問題行動や責任放棄を許してしまうだけで、結果として相手を幼稚化させることに繋がります。
- サポート(優しさ):彼が大変なときにフォローするが、最終的には彼自身が立ち上がるよう誘導
- 甘やかし:彼が大変なときに全部肩代わりして、彼が一切責任を取らなくてもOKな状態を作ってしまう
3) 「G.I.V.E.境界法」でほどよい距離感を保つ
尽くし過ぎを防ぐために、私が推奨したいのが「G.I.V.E.境界法」です。これは、何かをしてあげる際に自分がどれだけ関与すべきかを4ステップで確認する手順。
- G - Gauge(計測)
- 今自分の体力・気力はどの程度残っているか(10段階で評価)
- 例えば5以下なら無理しない方がいい
- I - Intention(意図)
- それをやってあげる理由は「相手の成長を助けるため」か「自分の罪悪感を消すため」か
- 後者なら要注意
- V - Value(価値)
- 自分の価値観に照らして納得できるか
- 例えば金銭面での援助は自分の価値観に反さないか?
- E - Equality(平等)
- 見返りゼロでもOKか? 相手が何も返してこなくても、心から納得できるか?
この4つのチェックをしてみて、「自分が疲弊してまでやるべきか?」を冷静に判断すると、尽くし過ぎを回避しやすくなります。
4.ポイント3:決断を自分でする
1) "他人任せ"があなたをダメ男ルートに連れていく理由
ダメ男に限らず、恋愛関係で「相手にすべてを決めてもらう」「自分は流されるだけ」となると、いざ不満が出たときに責任を転嫁しやすくなります。「私はこんな人と結婚したくなかったのに……」「周りが結婚を急かしたから」などと悩んでも、すでに遅いかもしれません。
- 決断力が弱い=選択権を相手に委ねる
- → 相手がダメ男だったら泥沼
- → その後も変な要求や義務を押し付けられても断れない
2) 決断力を育てる3択ルール
日常生活の中で、「迷ったらA or B or 保留」の3択だけをとにかく素早く選ぶという"3択ルール"を取り入れてみましょう。
- 例:ランチで迷ったら「Aのパスタ / Bのカレー / 保留(店を変える)」のどれかを30秒で選ぶ
- 例:金曜夜に誘いが来たら「行く / 行かない / 後日提案」の3択を1分以内に決定
この小さな決断の積み重ねが、自分の意思で道を選ぶトレーニングになり、恋愛の大きな局面(交際、同棲、結婚など)でも自分で判断しやすくなります。
3) 結婚や重大な局面で後悔しないために
もし将来、「この人で本当にいいのかな……?」という思いが湧いたとき、決断力がなければ周りや相手に流される形で結婚してしまい、あとから「私の意志じゃなかった」と悔やんでしまうかもしれません。自分の人生を自分で決めるという姿勢は、ダメ男だけでなくあらゆるトラブルを避けるための防波堤でもあるのです。
5."ダメ男吸引体質"を変えたい人へのセルフチェック
以下の3つの質問に対して、「Yes」が2つ以上ある人は特に注意してみてください。
- 「私なんかが意見を言うのはおこがましい」と思うことが週3回以上あるか?
- 自己肯定感が低く、相手に合わせすぎる兆候
- ここ3か月で、彼または気になる男性にお金を貸したり、責任まで肩代わりしているか?
- 尽くし過ぎによる依存関係を示唆
- 将来の大きな決断(就職、転職、引っ越し、結婚など)で「自分で決めきれない」状態が続いているか?
- 決断力不足から、相手に流されるリスク
もし2つ以上当てはまったら、(1)自己肯定感、(2)境界線を持った尽くし方、(3)決断力の3要素を優先的に見直してください。特に「自分をもっと好きになる」「過度に相手を甘やかさない」「自分で選択する」という意識変革が急務かもしれません。
6.ダメ男の"逆"を引き寄せる:3つのポイントをまとめて活用
これまで述べた3つのポイントは、単独でも役立ちますが、組み合わせて活用するとより効果的です。実際、ダメ男を"非"引き寄せ体質に変えるには、以下のプロセスがおすすめ。
- 自己肯定感を上げる
- 「S.E.T.日記」で自分を見直す
- 小さな成功体験を積み、自分の存在価値を自覚
- 尽くし過ぎをやめる/境界線を張る
- G.I.V.E.境界法で「これはやりすぎ?」「本当に相手の成長に役立つ?」と自問
- "優しさ"と"甘やかし"の違いを意識
- 決断力を高める
- 日常的に3択ルールで練習
- 大きな選択も、最終的には自分の責任で決定する
こうした変化を実践しているうちに、「以前なら飛びついていたダメ男」に対して自然と「この人には引かれない」「この人は違うかも……」と警戒心が働くようになります。一方で、誠実で対等な付き合いができる男性に魅力を感じやすくなるという嬉しい副産物も。結果として幸せな恋愛や結婚を掴む確率が格段にアップするんです。
7.まとめ:ダメ男を引き寄げないための一歩を踏み出そう
ダメ男を避けるには、相手を悪者扱いするだけでは不十分。"自分が変わる"という視点を持てば、自然と地雷男との縁が遠のき、むしろ良縁を呼び込みやすくなります。そのために必要なのが、以下の3ポイントです。
- 自己肯定感を高める:
- 自分をもっと好きになり、自分を丁寧に扱う意識を持つ。そうすれば粗雑な扱いをする相手を許容しなくなる。
- 尽くし過ぎない:
- "優しさ"と"甘やかし"の違いを認識し、相手の自立を阻害しない。境界線を張り、お互いを成長させる関わりを重視。
- 決断を自分でする:
- 恋愛は自分の人生の一部。重大な場面で流されず、責任を持って選択する習慣を身につける。
これらを意識しながら生活すると、ダメ男を引き寄せるオーラが次第に消え、代わりにあなたを尊重し大切にしてくれる相手が自然と集まるようになります。もしあなたが「最近ダメ男にばかり捕まる」「いつも苦労ばかりして終わる」というなら、まずはぜひ3つのポイントを今日から実践してみてください。具体的には、S.E.T.日記、G.I.V.E.境界法、3択ルールあたりが取り組みやすいでしょう。
そうするうちに"ダメ男ホイホイ"状態から解放され、「私にはもっといいパートナーがふさわしい」と思えるようになるはず。いずれ、その自信と境界線の上に、誠実で大切に扱ってくれる人との出会いが訪れるでしょう。あなたがダメ男に悩まされることなく、幸せな恋愛・婚活ライフを送る姿を心から応援しています。次回は実際の「ダメ男」たちの具体例をピックアップしていく予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください!
参考文献・オンラインソース
- Self-Esteem and Romantic Relationship Quality
(Self-Esteem and the Quality of Romantic Relationships) - Codependency(共依存)に関する解説
(What Is Codependency? 20 Signs & Symptoms - Positive Psychology)
(The Intersection of Codependency and Over-Functioning in ...) - Autonomy Need Satisfaction & Relationship Quality
([PDF] The Association Between Autonomy Need Satisfaction and ...)
ダメ男を避けることは、「相手を見極める」+「自分の在り方を整える」という両面が必要。今回の記事が、その第1歩としてあなたの役に立てば幸いです。次回、具体的な"ダメ男エピソード"を見ながら、「こんな言動に要注意!」と学んでいきましょう。それではまた!